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海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

キャンプ生活

アメリカでは、小学校の学期が9月に始まり5月に終わるので夏季休暇は、日本と違って宿題もない自由な休暇となります。学期中は学校バスで通学し、友達の家に行くにも車を使うのが通常ですので、休暇中、自宅周囲で学校友達と遊んで過ごすと言う訳にもいきません。それに子供が遊びに行くような林・湿地帯には毒蛇などもいるので要注意です。

従って、近距離にある海岸・湖畔とか山岳地に別荘を持っていて、そこで親共々3週間程度をゆっくり過ごすというのが結構普通に行われていたようです。親も別荘の管理も兼ねて、家族のスケジュールに合わせて2・3週間の夏期休暇を取るのも普通のことでした。聞いた話では、山岳地の別荘では先ず銃を使っての毒蛇退治をしてから生活を始めると言うこともあったようです。
その他、家・家族を離れた夏季キャンプも用意されていて、公立と言いますかYMCA系キャンプ、私立系キャンプ、期間も1週間から3週間とか色々とバラエティがあります。
その様にして、日本の40日間夏期休暇の約二倍の80日間夏期休暇を宿題もなく満喫するのです。

私立系キャンプは、カリキュラムが充実していることと世話をする体制もしっかりしているので、家族接見が禁止されているのですが安心です。家族との連絡・通信手段も手紙で行い、追加で必要なものがあれば郵送すると言う徹底ぶりです。この様なキャンプ費用は決して安くはありませんが、世話をする青年達は、昔少年時代にそのキャンプで過ごした素晴らしいキャンプを後輩達にも味わせたいとする人々で、単なるアルバイトでは無いのです。ボーイスカウトとは違って、押しつけの規律重視と言うこともありません。
この様なコミュニティでの生活は、家族から離れての独立、共同生活、先輩達との交流など、何れ独立しなければならない子供達の成長にとって最適のプログラムかも知れません。


YMCA公立系のキャンプ生活です。



私立系のキャンプ生活です。



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